会社設立と別段預金

会社設立と別段預金について

会社設立をする場合、別段預金という言葉を聞くことがあるはずです。

しかし、別段預金とは何なのかと疑問に思うことがあるでしょう。

この言葉の意味と、会社設立に必要なものであるのかどうか、知っておくようにすると、とても役にたちます。

別段預金とは、金融機関が行う取り引きの中で、一時的な資金を処理するための預金科目のことです。

普通の預金などと違い、未決済の預金や一時的な整理のために用いる預金のために使われます。

預金勘定では処理することが出来なものが多数あることが特徴で、そのため、便宜的に使われているのです。

振り込みを行った場合、その日の為替締め切りの時間までに振り込みの処理ができなかったということがあります。

その場合は翌営業日に振り込みをすることになり、翌営業日まで金融機関で預かることになるのです。

しかし、普通の預金として預かっている訳ではないので、別の勘定科目として預かることになります。その他には、配当支払基金、送金組み戻し分の一時預かり金として扱うこともあります。

増資をする場合にも使われることが多いです。増資をする時は、資本金の払込が必要です。

会社設立した後の増資は、振り込みを使うことが多いのです。

しかし、振り込まれたからと言って、すぐに資本金として使う訳ではありません。

預金として預けることは出来ないので、別勘定が必要になってきます。

もちろん、会社設立の時にも資本金の払込が必要になってきます。

増資と同じように使う場合もありますが、会社設立の登記に際して銀行の保管証明は必要ではなくなったので、別段預金そのものが不要になってくる場合もあります。

会社設立の時に、発起人の個人口座に振り込みをすることで、資本金の払い込みを行うことが出来ます。

登記申請の時は、残高証明が必要になるだけで、保管証明の発行はいりません。

そのため、大きな会社などで増資を行う時に使われることが多く、また、子会社などを設立する時に、多くの資金を集めるために使われることが大半になってきています。

このように、会社設立の時には別段預金を使う必要はなくなっています。

登記申請の時に保管証明が必要ではなくなったためです。

但し、後々、増資が行われる予定があるような大きな会社である場合や、子会社を設立する可能性がある場合は、使う可能性があるということを知っておくようにしましょう。

将来のことを考えて、検討することがとても大切になってきます。